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そばお まさひろ
そばお まさひろ
昭和40年3月19日生まれ。
平成16年いまり法律事務所開設。趣味は,合唱,茶道,水泳,ラグビー観戦。
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2010年01月27日

伊万里の医療の将来像

 私は,有田共立病院と伊万里市民病院との統合に反対しています。
 その理由は,財政難と医師不足。
 現在の伊万里市の財政状態からみて,65億円ものお金をかけて新病院を建設するのは無理です。また,全国で医師不足が問題になっている今,建物を建てても,医師はきてくれません。

 では,伊万里の医療について,私はどう考えるか。

 県も市も,伊万里市と有田町という狭い範囲で,高度医療までまかなおうとしています。そこで,西有田に巨大な病院を建てようという無理な計画がでてきてしまいます。
 建物は建ちますが,医師は来てくれないという中途半端な病院になるでしょう。

 伊万里の医療について,私は,佐世保の労災病院,唐津日赤,嬉野医療センターまで広げて,その範囲で高度医療が受けられればよいと考えます。
 伊万里市内から,労災,日赤,嬉野まで,救急車で30分ほどの距離です。急いで病院に運ばなくてはならない病気でも,間に合います。
症状が安定した後は,伊万里市内の病院に移れば,家族の負担も減ります。

 東京では,受け入れてくれる病院がなく,救急車に乗ったまま,さまよっていることもしばしばあります。伊万里では,そのようなことはありません。救急車でさまようことなく,病院にたどり着けるという意味では,伊万里は恵まれています。

 現在の伊万里市民病院をどうするか。私は,多くのお医者さんに,尋ねて歩いています。 伊万里市民病院を残す唯一の道は,何らかの診療科目に特化することだと思います。伊万里で困っているのは,小児科(救急)と手術を伴う整形外科。伊万里市民病院を,これらの診療科目に特化できれば,存続する道はあるでしょう。
 ただし,小児科や整形外科の医師に,それぞれ5,6人来てもらうのは,至難の業ではあります。
 特化することもできない場合,市民病院を存続させる意味はないという事態になることもあると思います。

 有田共立病院については,建物が老朽化していますので,建てかえはやむをえないかもしれません。今の共立病院の規模で,建物を建てかえるだけなら,費用は20億円程度で済むでしょう。国から,12億円の補助が出ると聞いています。手出しは,数億円です。
 有田共立病院には,伊万里の市民もお世話になっています。建てかえの際,伊万里市も手出しの費用の一部を負担するのは,当然だと思います。

そばおまさひろ後援会ホームページ http://www.imari-revolution.net/

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Posted by そばお まさひろ at 09:00 │伊万里市民病院