2010年04月18日
黒澤問題-古川さんの佐賀新聞への投稿
伊万里市長選挙から1週間経ちました。
選挙後は,「敗軍の将は兵を語らず」のことわざどおり,私は,当面発言しないつもりでした。
しかし,選挙直後,塚部市長が,私を応援した川本前市長を訴えるという発言をされました。
対立候補だった私が市長からどのような非難を受けても仕方ありません。しかし,私を応援してくれた人が訴訟を起こされるというのは,私としては非常につらいことでした。
そこで,このブログでも,この問題に関して,私の考えを書きました。できるだけ感情論を入れずに書きました。
4月16日付佐賀新聞の読者投稿欄に,伊万里市の古川浩一郎さんが,黒澤問題について投稿されました。
黒澤問題についての責任は,現・前両市長にある。不毛な争いはやめて欲しい。塚部市長は,対峙する相手を間違えないで欲しいという内容でした。
私も古川さんの意見に賛成します。古川さんが書いてくださったので,私が,この問題について,これ以上述べる必要もありません。
幸い,川本前市長は,この問題について,過剰な反応はされませんでした。
塚部市長からも,川本前市長に対する損害賠償請求について,その後,コメントはありません。当選直後で,気分が高揚していたがゆえの発言だったと思います。
この問題は,おさまったものと思い,ほっとしています。
塚部市長は,選挙で信任されたのですから,ご自身が選挙中訴えた政策を推進されるものと思います。
私としては,市長の市政に,無駄がないか,不合理な点はないか,見守っていきたいと思います。
今日は,神埼市長選挙の投票日。
私が賛同する政策を主張している候補が当選するかどうか,結果を注目しています。
選挙後は,「敗軍の将は兵を語らず」のことわざどおり,私は,当面発言しないつもりでした。
しかし,選挙直後,塚部市長が,私を応援した川本前市長を訴えるという発言をされました。
対立候補だった私が市長からどのような非難を受けても仕方ありません。しかし,私を応援してくれた人が訴訟を起こされるというのは,私としては非常につらいことでした。
そこで,このブログでも,この問題に関して,私の考えを書きました。できるだけ感情論を入れずに書きました。
4月16日付佐賀新聞の読者投稿欄に,伊万里市の古川浩一郎さんが,黒澤問題について投稿されました。
黒澤問題についての責任は,現・前両市長にある。不毛な争いはやめて欲しい。塚部市長は,対峙する相手を間違えないで欲しいという内容でした。
私も古川さんの意見に賛成します。古川さんが書いてくださったので,私が,この問題について,これ以上述べる必要もありません。
幸い,川本前市長は,この問題について,過剰な反応はされませんでした。
塚部市長からも,川本前市長に対する損害賠償請求について,その後,コメントはありません。当選直後で,気分が高揚していたがゆえの発言だったと思います。
この問題は,おさまったものと思い,ほっとしています。
塚部市長は,選挙で信任されたのですから,ご自身が選挙中訴えた政策を推進されるものと思います。
私としては,市長の市政に,無駄がないか,不合理な点はないか,見守っていきたいと思います。
今日は,神埼市長選挙の投票日。
私が賛同する政策を主張している候補が当選するかどうか,結果を注目しています。
2010年04月14日
川本明 前市長
川本前市長が,先日の伊万里市長選挙で,私を応援してくださいました。
私が川本前市長とはじめてお会いしたのは,昨年の11月でした。
私は,伊万里市の財政状態が危ういこと,病院統合計画が医師増につながらないことから,それらのことを訴えて市長選挙に出たいと申し上げました。
川本前市長も,私の考えに賛同してくださいました。特に,統合病院建設については,川本さんも危うさを感じていました。「お互い,伊万里市のために協力しましょう。」と,意見が一致しました。
当時は,黒澤問題は,まだ話題になっていませんでした。
私は,12年前の市長選挙で,当時の川本市長に挑んだ者です。その私を応援することについて,内心では悩まれたことと思います。しかし,川本さんは,伊万里市政の将来に不安を感じたから,私を応援してくれたものと考えております。
川本さんの寛大なお心に感謝しています。
私は,川本さんのお人柄が嫌いで,12年前の市長選挙に,立候補したのではありません。自分の政策を実現したいという思いで,立候補しました。
川本さんが,誠実な人であることは,知っていました。したがって,現在の市政に関し危機感を持っている点で一致できましたので,応援をお願いしました。
当初,川本さんは,地元の山代町での応援を約束してくださいました。その後,私が,山代町だけでなく,市内全域での応援をお願いしました。
黒澤記念館についても,最初は,川本さんご自身が誘致したのですから,思い入れはあったでしょう。
しかし,誘致を決めた平成10年当時とは,状況がかなり異なります。現時点での黒澤財団の状況をみれば,誘致をやめることはやむを得ないと,私の主張を支持してくださいました。
私が川本前市長とはじめてお会いしたのは,昨年の11月でした。
私は,伊万里市の財政状態が危ういこと,病院統合計画が医師増につながらないことから,それらのことを訴えて市長選挙に出たいと申し上げました。
川本前市長も,私の考えに賛同してくださいました。特に,統合病院建設については,川本さんも危うさを感じていました。「お互い,伊万里市のために協力しましょう。」と,意見が一致しました。
当時は,黒澤問題は,まだ話題になっていませんでした。
私は,12年前の市長選挙で,当時の川本市長に挑んだ者です。その私を応援することについて,内心では悩まれたことと思います。しかし,川本さんは,伊万里市政の将来に不安を感じたから,私を応援してくれたものと考えております。
川本さんの寛大なお心に感謝しています。
私は,川本さんのお人柄が嫌いで,12年前の市長選挙に,立候補したのではありません。自分の政策を実現したいという思いで,立候補しました。
川本さんが,誠実な人であることは,知っていました。したがって,現在の市政に関し危機感を持っている点で一致できましたので,応援をお願いしました。
当初,川本さんは,地元の山代町での応援を約束してくださいました。その後,私が,山代町だけでなく,市内全域での応援をお願いしました。
黒澤記念館についても,最初は,川本さんご自身が誘致したのですから,思い入れはあったでしょう。
しかし,誘致を決めた平成10年当時とは,状況がかなり異なります。現時点での黒澤財団の状況をみれば,誘致をやめることはやむを得ないと,私の主張を支持してくださいました。
タグ :黒澤記念館
2010年04月12日
現・前市長間の不毛な争いを避けるため,冷静に。
塚部伊万里市長が,黒澤記念館問題に関し,川本前市長に対する損害賠償請求を検討すると発言されました。
川本前市長が,黒澤記念館建設用地を造成したことなどにつき,損害の賠償を請求するという内容でした。
損害賠償請求権が発生する「不法行為」の成立には,故意・過失や因果関係,損害の発生など,さまざまな要件があります。
現職市長が「損害賠償を請求する。」とおっしゃる以上,顧問弁護士との間で十分検討したうえでの発言と思います。
今回の市長選挙で,川本前市長が私を応援したことをきっかけに,現市長と前市長との間で不毛な争いが起こることをおそれます。
黒澤記念館問題について,塚部さん,川本さんには,冷静な対応をお願いしたいと思います。
川本前市長が,黒澤記念館建設用地を造成したことなどにつき,損害の賠償を請求するという内容でした。
損害賠償請求権が発生する「不法行為」の成立には,故意・過失や因果関係,損害の発生など,さまざまな要件があります。
現職市長が「損害賠償を請求する。」とおっしゃる以上,顧問弁護士との間で十分検討したうえでの発言と思います。
今回の市長選挙で,川本前市長が私を応援したことをきっかけに,現市長と前市長との間で不毛な争いが起こることをおそれます。
黒澤記念館問題について,塚部さん,川本さんには,冷静な対応をお願いしたいと思います。
タグ :黒澤記念館
2010年04月12日
伊万里市の財政状態
投開票から1日経ちました。
12年間,昨日のためにがんばってきました。
結果を出せなかったことが残念です。私の力不足でした。今は,今後のことを考えるゆとりがありません。
私は,主として,①財政の立て直し,②建物よりも医師,③黒澤問題の早期解決,を主張しました。
今回は,青年会議所主催の「公開討論会」があったことから,私の主張も,多くの市民のみなさんに知っていただくことができたと思います。
私の得票率は44%。私の主張は,残念ながら,少数派だったということだと思います。
私がもっとも危惧しているのは,伊万里市の借金,すなわち「財政」です。工業用水,統合病院,ゴミ処理場建設と,身の丈に合わない大型事業が続きます。借金をして事業を行っています。
伊万里市の財政状態は,市長のおっしゃるとおり,本当に,危険な状態にはないのか。私の不安は杞憂に過ぎないのか。
選挙は終わりました。
今からは,私も含め,市民のみなさんお一人お一人に,伊万里市の財政状態が大丈夫なのか,しっかり監視していただきたいと思います。
12年間,昨日のためにがんばってきました。
結果を出せなかったことが残念です。私の力不足でした。今は,今後のことを考えるゆとりがありません。
私は,主として,①財政の立て直し,②建物よりも医師,③黒澤問題の早期解決,を主張しました。
今回は,青年会議所主催の「公開討論会」があったことから,私の主張も,多くの市民のみなさんに知っていただくことができたと思います。
私の得票率は44%。私の主張は,残念ながら,少数派だったということだと思います。
私がもっとも危惧しているのは,伊万里市の借金,すなわち「財政」です。工業用水,統合病院,ゴミ処理場建設と,身の丈に合わない大型事業が続きます。借金をして事業を行っています。
伊万里市の財政状態は,市長のおっしゃるとおり,本当に,危険な状態にはないのか。私の不安は杞憂に過ぎないのか。
選挙は終わりました。
今からは,私も含め,市民のみなさんお一人お一人に,伊万里市の財政状態が大丈夫なのか,しっかり監視していただきたいと思います。
2010年04月12日
選挙結果
結果は,1万7620票対1万3838票で敗れました。私の力不足でした。
私の主張や政策を,広い伊万里市内全域に行き届かせることができませんでした。
支持基盤や組織がないため,私の主張を聞いていただく機会をなかなかつくることができませんでした。
法律では,選挙後のあいさつ行為は禁止されていますので,「あいさつ行為」にならない範囲で,得票数と敗因をご報告いたします。
伊万里市の財政が破たんしないことを祈ります。
私の主張や政策を,広い伊万里市内全域に行き届かせることができませんでした。
支持基盤や組織がないため,私の主張を聞いていただく機会をなかなかつくることができませんでした。
法律では,選挙後のあいさつ行為は禁止されていますので,「あいさつ行為」にならない範囲で,得票数と敗因をご報告いたします。
伊万里市の財政が破たんしないことを祈ります。
2010年04月03日
2010年04月03日
伊万里市の返済額は年3500万円?
伊万里市は,「統合病院を建設しても,伊万里市の借金の返済額は年3500万円程度」と主張しています。
なぜ,病院建設に65億円もの費用をかけるのに,年3500万円程度の返済で済むのでしょうか?
まず,建設費用のうち18億円を新統合病院に負わせるためです。新病院は,スタートのときから18億円の借金を負います。
全国の自治体病院のほとんどが赤字なのに,新病院は18億円もの借金を返せるでしょうか。結局,新病院は返済できず,伊万里市と有田町が,税金で返すことになるでしょう。
もう一つは,伊万里市が「交付税措置のある起債」を行うので,国からの地方交付税が増えるためです。伊万里市が借金を返済するとき,国からの地方交付税が増額されます。伊万里市は年7200万円返済しなくてはなりませんが,地方交付税も3400万円増えます。
ただし,地方交付税自体が,年々少なくなっています。地方交付税をあてにして,起債を行うのは危険です。
群馬県のHPには,「後で国から面倒を見てもらえるからと言って,たやすく県債に頼って,必要があまりないような建物や施設をつくることは,これまで同様,絶対に避けていきたいと考えています。」と記載されています。
http://www.pref.gunma.jp/cts/PortalServlet;jsessionid=5FA177B13C2CE368317AA03127A6F363?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=48639
群馬県が「絶対に避けていきたい」ということを,伊万里市はやろうとしています。
なぜ,病院建設に65億円もの費用をかけるのに,年3500万円程度の返済で済むのでしょうか?
まず,建設費用のうち18億円を新統合病院に負わせるためです。新病院は,スタートのときから18億円の借金を負います。
全国の自治体病院のほとんどが赤字なのに,新病院は18億円もの借金を返せるでしょうか。結局,新病院は返済できず,伊万里市と有田町が,税金で返すことになるでしょう。
もう一つは,伊万里市が「交付税措置のある起債」を行うので,国からの地方交付税が増えるためです。伊万里市が借金を返済するとき,国からの地方交付税が増額されます。伊万里市は年7200万円返済しなくてはなりませんが,地方交付税も3400万円増えます。
ただし,地方交付税自体が,年々少なくなっています。地方交付税をあてにして,起債を行うのは危険です。
群馬県のHPには,「後で国から面倒を見てもらえるからと言って,たやすく県債に頼って,必要があまりないような建物や施設をつくることは,これまで同様,絶対に避けていきたいと考えています。」と記載されています。
http://www.pref.gunma.jp/cts/PortalServlet;jsessionid=5FA177B13C2CE368317AA03127A6F363?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=48639
群馬県が「絶対に避けていきたい」ということを,伊万里市はやろうとしています。