2009年08月20日
国家は助けてくれない
借金で首が回らなくなって相談にいらっしゃる方の中には,ほとんどお金を持っていないという方もいる。所持金は数百円。病気や高齢のため,仕事がないから,収入もない。そのような方もおられる。
弁護士は,借金をなくすことはできる。しかし,その人の収入を増やすことは,弁護士にはできない。
そのような場合,市役所に生活保護の申請をする。しかし,生活保護費が支給されるとしても,審査のために数週間かかる。
社会福祉協議会には,緊急にお金が必要な人のために,少額のお金を貸してくれる制度がある。しかし,これも手続に3,4日かかる。
「明日の食費もない。」という場合,どうにもならない。私が電力会社にいくら抗議しても,電気もとめられる。
「本当にお金がない,どうにもならないという場合でも,国家は助けてくれない。」と感じる。
「今日の食費がない。」という理由で万引した高齢者の国選弁護も,私は何度も経験した。
ホームレスの問題が報道されるとき,多くの人は,対岸の火事だと思っていないか。しかし,今日の食費にも困っている人を放置することにより,万引きや空き巣などの被害が起きるなら,市民にとっても無関係の問題ではない。
生活保護支給につなげるまでの,最低限の緊急支援の制度はできないものだろうか。
弁護士は,借金をなくすことはできる。しかし,その人の収入を増やすことは,弁護士にはできない。
そのような場合,市役所に生活保護の申請をする。しかし,生活保護費が支給されるとしても,審査のために数週間かかる。
社会福祉協議会には,緊急にお金が必要な人のために,少額のお金を貸してくれる制度がある。しかし,これも手続に3,4日かかる。
「明日の食費もない。」という場合,どうにもならない。私が電力会社にいくら抗議しても,電気もとめられる。
「本当にお金がない,どうにもならないという場合でも,国家は助けてくれない。」と感じる。
「今日の食費がない。」という理由で万引した高齢者の国選弁護も,私は何度も経験した。
ホームレスの問題が報道されるとき,多くの人は,対岸の火事だと思っていないか。しかし,今日の食費にも困っている人を放置することにより,万引きや空き巣などの被害が起きるなら,市民にとっても無関係の問題ではない。
生活保護支給につなげるまでの,最低限の緊急支援の制度はできないものだろうか。
Posted by そばお まさひろ at 08:30
│弁護士日記